「戸狩×感謝=自分」

これが自分の全ての源だと思います。
親に感謝、地域に感謝、会社に感謝、今支えてくれている妻にも感謝。こうやってやりたい事ができている環境にも感謝。凄く周りに支えられているんですよね。生かされているなと感じます。

感謝をパワーに変えてやっていく。それが、俺流。

ーー現在は、どの様なお仕事(活動)をされていますか?

10年前から春から秋までは地元の農業法人に勤務しています。それと共に実家の田んぼの管理もしています。
また、城山荘の田んぼをお借りして、独自の考えを持って、こんな事やってみたいなという事を、実践してやっているところです。
農業は米に限らず色々な農法があります。僕自身目指している事は、沢山お米を収穫するというよりは、食べて美味しいだけではなくて、更に食べて健康になれるお米なんです。それを模索しているうちに、それに合う農法に出会って、実践しているというところです。

ーー素人は、田んぼというと、農薬などを使っているイメージを持っていない人もいると思うのですが、やはり農法次第なんですね。

そうですね、田んぼも自然の環境下にありますので、草も生えれば虫や生き物もいます。その中である程度の収穫量を求めるのであれば、草はない方が良いですよね?虫も付かない方が綺麗な作物になりますよね?そういったところで、世の中どんどん便利になっていきますので、除草剤、殺虫剤、防除(病気にならないための薬剤)そういうものの良し悪しははっきりとは分かりませんが、米一粒に対して栄養価の高いものを求めていくと、そういう薬剤を使わない方が良いと思っています。無農薬にする事で、収穫量は半分位に減ってしまいますが、質にこだわりたいです。

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ーーお米って毎日食べるものなのに、お恥ずかしい事に、今まで何も考えずに食べていました。

お米って、見た目、一緒じゃないですか。僕もお米作っていなかったら、スーパーに並んでいるお米の違いなんてわからないと思うんですよ(笑)
一方で、消費者の方の意識が高くなっていて、今や生産者以上に消費者の方の方が関心を持たれているなんて事もあり、良い傾向だと思っています。自分が口にするものを、誰が作っているのか、どのように作っているのか、どういう思いで作っているのか。
そういう興味を持たれる方が増え、僕としてはやり易いです。安心できるものを生み出して行きたいですね。お米を食べて健康になって喜んでくれる、それで健康なら、丈夫な体を作るためには食からという基本的な考え方があるので、そこを目指して、今、取り組んでいます。

飯山のお米って、まだまだ知名度は低いと思うのですが、もの凄く美味しいと思うんですよ。飯山は、自然環境に大変恵まれています。僕がお米を作っているところは山の麓にあり、雪解け水が豊富なんですね。その地域は特に豪雪地帯と言われています。冬は4〜5mもの積雪があったり、昼夜の寒暖差があったり、四季がはっきりしています。その厳しい環境が、美味しい米を生み出していると思います。また、飯山には優れた生産者が多いんですよ。本当に尊敬できる方々が沢山います。

ーー確かに、こだわりを持って農業に関わられている方が沢山いると伺いました。なぜ飯山には、そのような優れた生産者が沢山集われているのでしょうか。

そうですね、こういった厳しい環境下に生活しているからなんじゃないかと思います。生命力の強さを感じます。命を燃やしているというか。何とか生きていかなければいけないという思いや、使命感というか。そういうところから、各々の道を極めていくというところに繋がっているのではないでしょうか。

ーー冬場のお仕事について教えて下さい。

12~3月いっぱいは、戸狩温泉スキー場でお世話になっています。主に圧雪といって、作業車に乗ってゲレンデを整備して、お客様が滑るゲレンデを作っています。幅5~6m長さが10m位ある大きな作業車ですので、感覚を掴むまでは大変でした。
圧雪業務というのは、ゲレンデを一番先に見て、感じる仕事。危険なども予知していかないと、命に関わることもありますから。そういう意味では神経を使う仕事ですが、元々機械が好きなので、作業車に乗り出したら、止まらない(笑)楽しくて仕方ないですね!

ーー1年を通してお仕事が大きく異なりますが、ご苦労などはありますか?

夏の暑い時期に冬のゲレンデを考え、冬の暑い時期に夏の田んぼを考えると、常にワクワクしていますね。メリハリがあって、それぞれの仕事に良い影響を与えていると思います。

ーー水野さんが作られた冬の仕事の紹介ムービーです。豪雪飯山の戸狩温泉スキー場。大きな作業車で力強く、細やかに大雪原を作り上げます。

タイトル「もう1つの故郷」

Toshie
「とんがり戸狩」編集長/キュレーター、WEBデザイナー
お酒と温泉をこよなく愛する。大学時代、成り行きで山岳部主将になって以来、体力に自信はないけど山が好き。信越トレイル走破を企む今日この頃。「何事も全力で楽しむ!」が人生のモットー。