ーー今後やってみたい事、挑戦してみたい事はありますか?

この冬に狩猟免許を取り、銃砲所持の許可を取ったんですよ。なので今年の秋から、猟銃を持って、狩に出ます。それで肉の自給をしたいと思っています。冬は鴨を獲りたいと思っています。そしてその肉を独自産業化できれば良いなと思っています。

あとは電気。春や秋の水がある時期は水車を回し、日照時間が長い夏と秋は太陽光発電をする。水力と太陽光のハイブリッドの発電。電力会社に依存しない生活をしたい。

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ーー凄いですね。自給率を高めていこうとされているのですね!

自給率の高い生活、という自分のライフスタイルを、次の世代に引き継ぎたい。そういう仕組みを作りたいです。

この国は、自給率が低いと言いながら、海外に依存している。皆人任せ、お金で解決した気になっている。そんな世の中に生きていて、ワクワクしなくないですか?でも俺は、ワクワクできる様な未来を作りたいんですよ。そしてそのワクワクを、次の世代も作って欲しい。
今、自給率の高いライフスタイルにワクワクしているから。だから次の世代にも、更に自給率を高めるチャレンジをしてもらいたいと思う。ただの農業じゃないですよ、俺は。ただ百姓やってるおっさんでは終わらないです。

ーー戸狩での暮らしの醍醐味とは何ですか?

自分自身、故郷の戸狩だけではなく、東京や海外での生活も経験してきましたが、戸狩が一番、生きやすいです。
都会では、お金の為に生きるでしょ?東京で暮らしていた時、そんな感じがしていたんですよ。でも戸狩には、お金以外に価値があるものがある。人との繋がりも大切にする。そこが楽しいかな。で、四季があっという間に駆け抜けて行く。それだけ濃くて、詰まっていて、豊かな時間なんですよね。色々な場所を経験したからこそ、自分の生まれ育った戸狩は、なんて豊かな場所なんだろう、と思ったんです。

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「戸狩に帰ってきても仕事がない!」って言う人がいます。親世代もそう言うんですよ。でも俺は思う。「無いなら作れよ!」と。なぜ、作るっていう、クリエイティブな方向に考えないんだろうって。

”あるものを使い尽くす精神”が、この土地には元々あるのに。勿体無いと思います。あるものを使って、仕事を作れば良い。
それに気付いた人が戸狩に帰ってきていると思いますね。

地方に帰る人、または地方に行く人っていうのは、自分が何の為に生きるのか、向き合った人だと思う。虚飾で生きていない。着飾るとか見栄を張るとか、そういうんじゃなくて、何の為に生きるのか?という事の答えが出ているんじゃないですかね。

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Toshie
「とんがり戸狩」編集長/キュレーター、WEBデザイナー
お酒と温泉をこよなく愛する。大学時代、成り行きで山岳部主将になって以来、体力に自信はないけど山が好き。信越トレイル走破を企む今日この頃。「何事も全力で楽しむ!」が人生のモットー。