いもなますは、長野県北信地方の代表的な郷土料理で「芋(いも)」の「なます」のことで、方言で「えもなます」とも言われています。
江戸時代からおせち料理や冠婚葬祭のおもてなしとして、大皿に盛られた取り回し料理に用いられます。

レシピ

材料

  • ・じゃがいも(男爵いもが最適)中2個
  • ・油 大さじ3
  • ・酢 大さじ3
  • ・砂糖 大さじ4
  • ・塩 大さじ1/2
RabbitMom

1. じゃがいもの皮をむき、細い千切りにします。

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ピーラーを使うと繊維がつぶれて食感が変わってしまうので、包丁で切るのがポイントです。同じ大きさのじゃがいもを使い、細さや長さを揃えて切ると見た目も美しく仕上がります。



2. 千切りしたじゃがいもを半日以上水にさらし、デンプンを取り除きます。

写真で変化を見比べると、デンプンが抜けて水の色が濃くなっているのがわかります。
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できれば数時間毎に水を替えます。水にさらす時間は好みや家庭によって様々ですが、時間をかけてしっかりデンプンを抜くことでいもなますの味になります。今回私は前日の夜から水にさらしました。

3. さらしたじゃがいもをザルにあけ、しっかりと水切りをします。

長時間水にさらしたことでデンプンが取り除かれ、じゃがいもが白く変化します。
ここで、人参や紫芋など彩りを加える場合はじゃがいもと同じように千切りにしておきます。

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お祝いの場では人参や紫いもなどを加えて彩りを入れ、葬儀の際にはじゃがいものみで作られます。

4. 油を熱した鍋に水切りしたじゃがいもを入れて炒め、油が回ったら酢、砂糖、塩の順に味付けをします。

じゃがいもに透明感がでてきたところでまず酢を入れます。酢を先に入れることでシャキシャキ感がでます。そのあと砂糖、塩を入れます。砂糖を入れると煮汁にとろみがつくので、絡めながら炒めます。

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「調味料のさしすせそ」の順に砂糖、塩、酢の順に入れるという作り方もあり、この順だと砂糖の甘みがしっかりつきやすくなります。

5、煮汁が少し残る程度まで炒まったら、お皿に盛り付けて出来上がり!

水分がなくなるまで炒めるのではなく、煮汁を少し残すのがポイント。
煮汁を絡めて食べると、味がしっかりと口の中に広がります。

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感想

酢、砂糖、塩というシンプルで素朴な味わい。やみつきになるじゃがいものシャリシャリ感。
まさにこれこそが私が食べたかった、ほっこり郷土料理でした。
田舎のおばあちゃん家を思い出すような、どこか懐かしくなる一品です。
晩ご飯のおかずやお酒のおつまみにもおすすめです。ぜひ試してみてください。

参考サイト: https://www.iiyama-ouendan.net/special/kyoudoryouri/page01.php

みすず
WEBデザイナー
一児の娘の母です。家には食いしん坊なチワワと、美人なアビシニアンがいます。みんな仲良しで毎日ほのぼのしています。旅行と読書と、おいしいものを食べることが好きです。